目次
Boquerón(ボケロン)
スペイン語:Boquerón(ボケロン)
カタルーニャ語:Seitó
日本語:片口イワシ
英語:Anchovy
大きさ:14cmほど
見た目の特徴・見分け方:
体形は細長く、やや円筒形。目が鼻先に寄っており、口も大きいので、口を開けると目の後ろ側まで開くことや、吻(ふん:くちのまわり)が突出し、下あごが上あごより短い。体色は背側が濃い青色、腹側は銀白色をしている。イワシの中では最も小さい種類で、5ヶ月~1年で成熟するが成魚でも10cm~15cm程にしか大きくならない。カタクチイワシの鱗は大きいが薄く、剥がれやすいので、水揚げされた時にはすでに鱗がほとんど体から剥がれてしまっている個体も少なくない。カタクチイワシのこのような特徴は、非常に独特なため、マイワシやウルメイワシともすぐに見分けることができる。また、小サバともよく似ているが、小サバには背中に虫食い斑があり、カタクチイワシにはないので、その点で両者を区別することができる。
料理:
『酢漬け』 “boquerones en vinagre”(ボケロネス・エン・ビナグレ)
『揚げ物』 “boquerón frito”(ボケロン・フリート)
Sardina(サルディーナ)
スペイン語:Sardina(サルディーナ)
カタルーニャ語:Sardina
日本語:真イワシ
英語:Sardine
大きさ:20cmほど
見た目の特徴・見分け方:
体は細長い円筒形。体色は背側が青黒く腹側は銀白色。体側に黒色点が縦列するものが多いが、ない個体も存在する。体長は小さいもので15cm程度のものから老成魚は35cmほどになる個体もある。尾びれの色は濃く、二股になっているが、背びれ・腹びれ・尻びれは、ほとんど無色で目立たず小さめである。マイワシは体長が大きく鮮度の高いものは脂肪分が30%もあるものもあり、体がヌメッと光っているものを選ぶとよい。
Salmonete(サルモネーテ)
スペイン語:Salmonete(サルモネーテ)
カタルーニャ語:Mullus
日本語:ヒメジ
英語:Red Mullet
大きさ:10〜15cmほど
見た目の特徴・見分け方:
体は細長い。体色は白っぽい地色に不定形の暗色斑があるが、それが広がって全身赤っぽくなる個体もいる。個体差が大きく、濃い赤色の横帯を持つものもいれば、赤や白のまだら模様になっているものもいる。昼と夜で体色に変化があるのも特徴の一つである。下アゴのヒゲが黄色い。このヒゲには味蕾(神経器官)を備えている。海底に接触させてエサ動物を探すのに役立っている。体長は10~15cmほどと小型の魚である。口内には細かい歯が並んでいるが、これらの歯は口内だけでない。背ビレは一連となっておらず、2つに分かれている。また、背ビレと尾ビレの上方部は赤と白の縞模様がある。